le Magazine ★ Richesse                                                      リシェスなささやき・・

雪の本

20110215_084254_tokyo                                TOKYO 2011.2.15 08:42


ホワイト・バレンタインでしたね。
夕べは思わぬ大雪で、大困惑の東京の街...
明けて今朝も薄鼠色の空でした。


雪というと...
つい美しく詩化して、静かな気持ちで賞玩することに妙を得てしまいがち、

ですが、雪博士でいらっしゃった中谷宇吉郎氏によれば...
自然対流で上層に昇った温かい水蒸気が、気温の低いところで
昇華作用によって固化したものが、「雪」なのだそうです。

なるほどと、冷静にならざるを得ませんね。
...ということで、夕べは寝る前にこんな本を読んでいました。




BOOK 雪/中谷宇吉郎 著/岩波文庫                  「雪」 中谷宇吉郎 著/岩波文庫
                     ISBN4-00-311242-3


雪の結晶について、北海道における研究をベースに著された本です。
世界に先駆ける人工雪の実験により、雪の結晶の生成条件を明らかにされました。
気温や水蒸気の量の違いにより、雪の結晶はその形を異にするという...
科学の普及の重要性を説き、雪氷学の分野を打ちたてられた中谷宇吉郎氏の、
懇切丁寧な語りをたどるうちに、次第に科学的なものの見方も読みとれる本です。




20110215_102843_tokyo                                TOKYO 2011.2.15 10:28


ところで、今日の空...
朝の雲はどこかに消え、すっかり晴れ上がっています!
東京スカイツリーを望める(どこに?)、とあるホテルの35Fから...







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アートなBOOK☆もっと知りたい「マネ」 と 「モネ」


le13avril2010 Atelier- livres         ABC アート・ビギナーズ・コレクション「もっと知りたいシリーズ」


    アトリエを訪ねてくださった方からの嬉しい戴きものです。
    東京美術さん発行の「ABC アート・ビギナーズ・コレクション」より、
    最近刊行の「もっと知りたいマネ」 と 「もっと知りたいモネ」です。

    いらっしゃるなり開口一番、「 うちのから、プレゼントです」と...
    「 アートのビギナー対象の入門本なので、御存知のことばかりでしょうが、
     きっとお好きでいらっしゃるかと思いましたのでどうぞ」と。
      

le13avril2010-Atelier

    遠慮なくいただいて帰りましたが、
    包みを開けましたら、なんと2冊も!!
    嬉しい悲鳴をあげながら、早速拝見しました。

    ビギナー用だなんてとんでもございません。
    盛りだくさんの内容に目をみはりました!
    ・・・というよりは、いかに自分がビギナーであるかを再認識!(笑

    彼女の妹さんは、この本の編集に携わっておられ、
    監修の高橋明也氏からの信頼は絶大のようです。

 
もっと知りたいマネ 監修:高橋明也 発行所:東京美術                  もっと知りたいマネ 生涯と作品  
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序文:モデルニテ(近代性)の具現者マネ
プロローグ 誕生、そして少年時代(1832〜1849★0-17歳)
1章 画家としての出発 1850〜1862 18-30歳
2章 落選者から革命家へ(1863〜1866★31-34歳)
3章 パリの近代を見つめて(1867〜1873★35-41歳)
4章 自身の絵筆を信じて(1874〜1883★42-51歳)
エピローグ パリとともに生きた51年の日々
◆マネの晩年の愉しみ
◆日本におけるマネ
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もっと知りたいモネ 監修:高橋明也 発行所:東京美術                もっと知りたいモネ 生涯と作品 
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はじめに  クロード・モネ―その輝ける軌跡。
序章  ノルマンディー時代(1840〜1858年★0歳〜18歳)
第1章 パリへ―若き仲間との交流(19歳〜31歳)
第2章 「印象派」への道(1872〜1882年★32歳〜42歳)
第3章 ジヴェルニーへ―旅の時代、連作の時代(1883〜1898年★43歳〜58歳)
第4章 「睡蓮」の時代(1899〜1926年★59歳〜86歳)
終章  没後の再評価から現代へ―モネの遺産
巻末情報  モネの作品を所蔵する主な日
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  高橋明也氏は、国立西洋美術館学芸課長等を経て、現在は
  4月6日に丸の内でオープンの三菱一号館美術館館長をされています。

  ジョサイア・コンドルの手による明治建築を復元した建物での
  開館記念展機マネとモダン・パリ」展は人気を博しているようですね。
     
  彼女から「三菱一号館美術館、かなりいいものになりそうですよ!」と
  以前から伺っていたこともあり、楽しみにしていた美術展です。

  オルセー美術館の全面的な協力のもとに開催されている企画展であり、
  構成は同館所蔵品に加え、国内外の美術館や所蔵家の作品によるようです。
  近いうちに必ず訪ねようと思っています!
     
  高橋明也館長は昔、パリ・オルセー美術館開設準備室に在籍もされた方。
  ご専門はフランス近代美術だそうで、「オルセー美術館展」も企画されています。

  著書も何冊かあり、読ませていただきましたがこのシリーズは初めてです。
  これまで絵画に触れたことのない方でも、楽しんでいただけそうな内容ですよ。
  是非手に取ってご覧ください。



追記:
三菱一号館美術館の関連記事はこちらです↓      2010.7.28記 by Richesse
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三菱一号館美術館開館記念展
「マネとモダン・パリ」
Manet et le Paris moderne <機


Manet et le Paris moderne/マネとモダン・パリ@丸の内 三菱一号館美術館

丸の内にできた旧くて新しい、赤煉瓦のビル...
建築家、ジョサイア・コンドル設計の(旧)三菱一号館が、
今春見事に復元され、三菱一号館美術館として生まれ変わり・・・・・
Read More
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ABC アート・ビギナーズ・コレクション                                       -----------------------------------------------
アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたいモネ 生涯と作品
監修   高橋明也
著者   安井裕雄
初版第戯発行 2010/1/30
ISBN978-4-8087-0858-0

アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたいマネ 生涯と作品
著者 高橋明也
初版第戯発行 2010/2/25
ISBN978-4-8087-0867-2
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発行者 加藤泰夫  
発行所 株式会社東京美術
編集   久保恵子 はしもとゆうこ
印刷   大日本印刷株式会社
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丸の内 三菱一号館美術館
MITSUBISHI ICHIGOKAN MUSEUM

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開館記念展機屮泪佑肇皀瀬鵝Ε僖蝓
2010/4/6日(火)〜7/25(日)
OPEN 水・木・金      10:00〜20:00
          火・土・日・祝 10:00〜18:00
東京都千代田区丸の内2-6-2
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.mimt.jp/
東京メトロ千代田線 二重橋前駅(―亳) 徒歩3分
JR 東京駅(丸の内南口) 徒歩5分
   有楽町駅(国際フォーラム口) 徒歩5分


追記しました。2010/4/15 5:59
● 「もっと知りたいマネ」&「もっと知りたいモネ」をくださった方のご紹介
続きを読む >>
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山口信博さんの「白の消息」
JUGEMテーマ:アート・デザイン
 


山口信博著「白の消息」                    「白の消息」  山口信博著 



     何日か家を空けるとき、何冊かのお気に入り本を持って出ます。
     今回持参のこれは、山口信博さんの本です。

     タイトルも素敵です。
     「白の消息」


     晒した「白」の美学は
    芭蕉の中にも
    北園の詩の中にもあった。
    そしてそれこそが、
    私が無意識のうちに
    求めていたものかもしれない。
  
   
                   文:山口信博     
     

     表紙は、心やすまる色合いの「デルフトの皿」。
     山口信博さんご自身の装丁とデザインの本で
     写真は、島 隆志さんが素敵に撮っておられます。
     
     解説によりますと、このデルフト皿は17Cの発掘品だそうです。
     著者も、この本で綴っておられますがなんとも味わい深い白です。
     山口さん曰く「乳白色の色は見飽きることがない。」と・・・


  実際に山口さんが書いておられる言葉をそのまま記しましょう。
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    静物画

  17世紀のデルフトの皿。発掘品である。茶褐色の斑点部分は、陥入に泥
  水が入ったもの。見込みの部分とリムの部分との比率が美しく、縁の小さな
  覆輪が全体を引き締めている。
  絵や模様がある訳ではないが、乳白色の色は見飽きることがない。秋の果
  物をのせると静物画のようである。
    ------------------------------------------------------------------------
                                                        白の消息 本文より抜粋(P62)



     出先で、時々ページを繰っては
     ぼ〜っと眺めてしまいます。

     くたくたになってお部屋に戻ったときも
     この本を開くと、なんだかほっとできるのですね・・・


     実はこの本、3年ほど前に千葉の「museum as it is」で開催された、
     「as it is 個人コレクション展機廚痢嵜渭拭廚箸靴峠佝任気譴燭發里任后
     めったに図録を購入することはないのですが・・・

     これは、手にした時からどうしても手放せなくなりました!(笑

     「museum as it is」は山のうえの小さな美術館です。
     今は常設展ですが、来春またコレクション展が始まります。


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                 as it is 個人コレクション展
                白の消息 
                   骨壷から北園克衛まで 

   グラフィックデザイナー・山口信博が選びに選んだ、白のありさま、その余韻。
                     museum as it is
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      * この ↑ コレクション展は2006〜2007に開催されたものです。

                


山口信博著「白の消息」P97カットアウト                           「白の消息」 P97 カットアウト


           このトランプはステンシル印刷の原型のような方法で
           印刷されたもので、「合羽刷り」というのだそうです!

           一見、手描きのようですが型があれば量産できるようです。
           暇をみつけて、こんなカードをつくったら楽しそう・・・
           * 画像↑のClickで大きくなります。
             
手描きの部分は、博打に負けた人の借用書らしいですよ。


           どのぺーじもすべてシンプルで、疲れません。
           雑踏からこの本の中に逃げ込むようにして、
           どっぷりと、こころと身体をしずめます。

           


山口信博著「白の消息」P93オプティカル                  「白の消息」 P93 オプティカル


              意味もなく純粋にオプティカルなもの・・・
              好きなもののひとつだそうですが、共感です。

              すべてのページをご紹介したいほどですが、
              興味をもたれた方は手にとってご覧くださいね。



            *  本書より、山口信博さんの言葉を抜粋、追記しました。


山口信博
Yamaguchi Nobuhiro
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グラフィックデザイナー
山口デザイン事務所代表
折形デザイン研究所主宰
俳句結社「澤」同人、俳号:方眼子
代表作:「住まい学大」
共著: 「祈る、贈る」「礼のかたち」


白の消息 
骨壷から北園克衛まで 
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著者:山口信博
翻訳:シャロン・林
    ルイス・テンプラート
BOOK:ISBN4-89977-166-5
第1刷 :2006/9/29
発行者:「白の消息」出版プロジェクト
発行所:株式会社ラトルズ


museum as it is
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千葉県長生郡長南町岩撫41
TEL:0475-46-2108
http://asitis.sakatakazumi.com/
* 次回は安藤雅信さんの個人コレクション展です。
個人コレクション5 ギャルリ百草 安藤雅信展
会期:2010/4/2(金)− 10/17(日)


* お詫び *

2009/11/21の[近未来とのコミュニケーション行動とは」は
本日(11/22)、Member's  Siteに移転させていただきました。
再訪してくださった方にお詫び申し上げます。       管理人
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