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再び奈良ホテル ~花菊のクラシカル・ランチ~
JUGEMテーマ:国内ホテル
 


奈良ホテル玄関09秋                     奈良ホテル 玄関 


      再び奈良ホテルの重厚な玄関です。
      奈良公園の一角に位置するこのホテルの周りは、まさに歴史の宝庫!
    


荒池より興福寺五重塔を望む                奈良 荒池より興福寺五重塔を望む


     秋の陽射しを受け、愛らしい鹿たちと戯れながら、
     また、古(いにしえ)の時代に思いを馳せながら
     辺りをぶらりと散策するのは、古都ならではの楽しみ。


奈良 国立博物館                     奈良 国立博物館


     悠久の昔より育まれた文化を、堪能できる立地条件も、
     このホテルの魅力のひとつでしょうか・・・




興福寺東金堂&五重塔                  興福寺 五重塔と東金堂(国宝)

         
    この日朝食の後、一番に訪ねたのは興福寺の仮金堂でした。
    もとは薬師寺にあった旧金堂ですが、昭和になってここに移築され、
    堂内には釈迦如来像や薬王、薬上菩薩像、四天王像が鎮座しています。
     
    この秋、この仮金堂では八部衆、十大弟子も特別公開されるというので
    今回奈良で予定を延ばした理由は、実はこれらを拝観するためでした。

    また、仮金堂の西に佇む北円堂内陣では、無着・世親像も公開され、
    それとは知らずに出かけましたので驚きましたが、こちらも荘厳でした!

    仏像鑑賞の後は興冷めやらぬまま、昼食のためホテルに戻りました。
    帰路で花が咲いた話は、もちろん仮金堂で対峙した美しい阿修羅像のこと!
    東京の「阿修羅展」とは異なる表情で、仏像はやはりお堂で観なければと...
     
    さて、ホテル内のスナップも少し・・・


奈良ホテル桜の間                     奈良ホテル 本館桜の間


    こちらの「桜の間」には天皇陛下即位記念に大時計が置かれています。
    ウルゴス社製のこの時計が奏でるオルゴールに、陛下が御宿泊の際
    皇后さまは寄り添われるようにして耳を傾けられたそうです。

    アインシュタインが大正11年来日の際、弾いたというピアノもあります。(笑
    写真は撮っていませんが、暖炉の上には福田平八郎の絵があったり、
    ロビーには上村松園、ダイニングには横山大観や川合玉堂と、何気に
    名画が掲げられていたりして館内は美術館さながら、名品が溢れています。



奈良ホテルロビー                      本館ロビーより


     古い建物ですが、天井は高く開放感があります。
     随所にみられる格天井や、欄干等に宮殿の匂いを感じますね。
     そして、こちら ↓ は新館にある和食処「花菊」です。     



日本料理「花菊」


奈良ホテル和食処                     新館 日本料理「花菊」


       本館のメインダイニング「三笠」は、あまりに混んでいて後ずさり...
       静寂の空間で和食がいただきたくなり、こちらに変更しました。
       今回つくづく感じたのは、どんな素晴らしい設えや景観も
       当然ですが、混雑のなかでは味わえないということ。

       新館の造りは奈良吉野地方の「吉野建て」という様式だそうで
       詳細は知りませんが、こちらに案内された方がお話されました。

       ただ、この「花菊」でひとつ残念なのは庭園が眺められないこと。
       こちらが混雑しない理由はこんなところにあるのでしょうか?
       ですが、お料理のコースはまずまずです。

       さて、「花菊」お昼の小懐石のコースから・・・
       よろしければ、ご一緒に。



lunch_先付

            先付はあんこうの煮凍りでした。
            紅葉おろしと割りポンが爽やか・・・



前菜

          手前左に赤魚の西京焼きが・・・
          いが栗が季節を浮き出たせていますね。
          栗殻は揚げ素麺で黄金色が美しい・・・
          中央には小さな卵の黄身。柿の実に見立てた「柿玉子」です。
          紅葉の小皿には遠山海老・・・と前菜は秋真っ盛り!(笑
          右手奥は烏賊のうるか和えでした。




吸物

         清汁仕立ての吸物です。
         蟹新蒸しと、もって菊・・・
         巣立の下に重ねられた紅葉大根と人参にも秋ですね。

         この後は、お造りでしたが写真がありません。
         旬の魚と鮪の三種盛りと芽物一式で
         あまご、しまあじの旬魚が美味しかったです。




焼物      

        御狩り焼き・・・
        鴨ロースと栗、トッピングに銀杏、下には茄子が隠れています。
        果母酢を絞って、五穀米のお味噌でいただきました。
        濃いお味噌は、茄子と一緒に口に含んだ加減がちょうどいい...
        薬味には大和の太葱があしらわれています。




煮物           

        蕪の蒸し雲丹(うに)に、紅葉麩と海老が彩りを添えています。
        やわらかな蕪のなかには、たっぷりの雲丹が詰まっていました!
        雲丹は大好物ですから嬉しい一品・・・

        画像では不鮮明ですが、蕪のまわりには畦豆餡があしらわれ、
        淡い緑の餡は美しく、お豆の香りがほんのり鼻腔をくすぐりました。
        紅葉麩にちょこんとのった山葵で、美味しくいただきました。
       



止椀・茶飯・香の物


        茶畑を眺めながら車を滑らせて奈良市に入りましたが
        大和茶は、知るひとぞ知る存在の銘茶ですね・・・
        なんとなく宇治茶(京都)に押され気味の感もありますが、
        手もみのかぶせ茶など、やわらかで甘く飲みやすいですね。

        献立の最後は、お味噌仕立ての止椀と、茶飯、香の物でした。
        本館ダイニング「三笠」で、朝いただく伝統の茶粥は人気ですが
        こちらの茶飯も、大和のほうじ茶で炊き上げられたもので、
        香ばしく、滋味深い味わいでとても美味しかったです。
        香の物の小皿には、やはり奈良漬けが・・・(笑



水物

        水菓子には栗のムース・・・
        中に刻んだ栗がたっぷりとありました。果物は柿・・・
        石榴(ざくろ)とミントがあしらわれ、爽やかな風味が残りました。



黒豆茶

        食後には黒豆茶が運ばれてきました。
        静かなお昼時間を持て幸せ、どれも美味しくいただきました。
        ごちそうさま。


      ● 奈良ホテルのDATAはこちらです⇒                         
                ホテル全景と本館ティーラウンジの画像があります。by Richesse                
Delicious Space(美味しい空間/食事編) : comments(0) : - : posted by le Magazine ★ Richesse
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