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奈良・興福寺 〜美しき阿修羅像〜
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晩秋の奈良 興福寺五重塔                      奈良 興福寺2009秋


     今秋の奈良興福寺は熱い・・・
          元明天皇が奈良に都を置いてから来年で1300年!
     710(和同3)年、この平城遷都とともに興福寺は建立されたといいます。

     起源は山階(やましな)寺で、藤原氏の氏寺として誕生したようですが、
     1180(治承4)年、兵火により天平伽藍は失われたようです。
     ですが、その後めざましい復興を遂げたといわれます。




興福寺五重塔&東金堂(国宝)                     興福寺「五重塔」と「東金堂」





興福寺三重塔                        三重塔(国宝)

           この三重塔は優美で美しく、魅せられます。
           平安時代に建立されましたが、焼失し
           これは鎌倉時代初期に再建されたもの。
           なんとなく軽やかなのは、木割が細かいためだそうです。



興福寺五重塔                         五重塔(国宝)

  興福寺を創建した藤原不比等の娘、光明皇后により建立されたそうです。
  昨日幕を閉じた正倉院展では、皇后直筆の楽毅論が話題を呼びました。





興福寺北円堂(国宝)                       北円堂(国宝)


  もとは藤原不比等の一周忌に建立された八角円堂が、再建されています。
  先述の天平伽藍消失後、その復興で巨匠運慶など慶派仏師の名作が残され
  興福寺が、鎌倉彫刻の宝庫と呼ばれるのはこのためだそうです。
  この北円堂の内陣には、運慶一門の優品が揃い安置されていますが、
  今秋、はじめて堂内に本格的な照明デザインが取り入れられ注目を浴びています。
  荘厳な仏教空間は、今回北円堂の特別開扉により拝観が叶いました。

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             興福寺国宝特別公開2009
                 ≪ 北円堂特別公開 ≫
                       内陣
            2009/10/17(Sat.)〜11/23(Mon.)
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東金堂(国宝)02東金堂(国宝)01                                東金堂(国宝)


  聖武天皇が建立したものが、1415(応永22)年に再建されたそうです。
  薬師三尊像、釈迦三尊像、阿弥陀三尊像、弥勒三尊像等が安置される、
  荘厳な東金堂ですが、これは常時公開ですから今回はスルーしました。

  そしていよいよ仮金堂です・・・


仮金堂02                  興福寺仮金堂(旧薬師寺金堂)


  
  興福寺では今、中金堂の老朽化が進んだため
  講堂跡に仮金堂(旧薬師寺金堂)が移建されましたが
  中金堂が復興されるまでは、金堂としての役を担っています。
  本尊釈迦如来坐像、薬王・薬上菩薩立像、四天王立像を安置。
 
  今秋、ここに絶世の美仏と称される阿修羅像が帰山し、
  本尊の釈迦如来像の前に鎮座され、人気を呼んでいます。  
  今回興福寺を訪れたいちばんの目的は、ここにありました!  

  東京や九州での「国宝 阿修羅展」は空前の仏像ブームを生む、
  いわゆる立役者となったといわれるほどの入場者を動員したそうで
  その数は、なんと160万人ということでしたね!


興福寺阿修羅像_post card                 興福寺阿修羅像(POST CARD)



  その繊細で美しい阿修羅像の姿には多くの方が魅せられたことでしょう。
  本来、戦闘神といわれる阿修羅の多くは、憤怒の相を成していますが、
  ここ、興福寺の阿修羅像は格別で、八頭身とも十面身ともいえる造形の
  バランスの美に加えて、その面持ちは光の照射により大きく異なり、
  正面は凛々しく、横面にはそれぞれ厳しさと初々しさを併せ持っています。
  
  


仮金堂01仮金堂03                         仮金堂


  今回、この仮金堂では「お堂でみる阿修羅」展として開催されています。
  
  通常は国宝館に展示される阿修羅像をはじめとする八部衆・十大弟子像は、
  かっては興福寺西金堂の釈迦如来を取り囲むように安置されていたそうで、
  14躰すべての天平乾漆像の、本来配置すべき群像表現が再現されました。

  ガラスケース越しに観た「国宝 阿修羅展」とはまったく異なり、
  お堂でみる阿修羅の、眼前に佇むその美仏には唯ため息でした。
  
  まして大きな釈迦如来を後ろに控え、その姿はよりいっそう小さくみえ
  繊細でなんともかわいらしく、微笑ましい思いで眺めました。
   

  特別公開は今月23日(祝日)まで。
  お時間のある方は、是非足をお運びください・・・ 


国宝阿修羅展 帰山記念「お堂でみる阿修羅」展 * 「お堂でみる阿修羅」展のチケットで北円堂内陣を拝観できます。
 * 興福寺の写真はすべて10月下旬に訪れたときの撮影です。
  先回の終幕の第61回正倉院展に伴い、思い出し綴りました。
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             興福寺国宝特別公開2009
                 ≪ 仮金堂特別公開 ≫
              国宝阿修羅展 帰山記念
                               お堂でみる阿修羅

           八部衆像(国宝)、十六弟子像(国宝)特別安置
              2009/10/17(Sat.)〜11/23(Mon.)
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               法相宗大本山 興福寺
         =============================
                  奈良市登大路町48
                 TEL:0742-22-7755
            http://www.kohfukuji.com
            拝観:境内自由、無休
            興福寺東金堂、国宝館 9:00〜17:00
                (仮金堂・北円堂の特別公開のチケットは別途)
            交通:近鉄奈良駅より徒歩5分
                JR奈良駅より徒歩15分

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