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POLA MUSEUM OF ART/箱根ポーラ美術館        ボナールの庭、マティスの室内―日常という魅惑
 

le22janvier2010_POLA MUSEUM HAKONE

いきなりですが、これはヒメシャラの木です!
箱根仙石原の木立の中、ここは「箱根ポーラ美術館」です。
                

POLA MUSEUM of ART HAKONE 箱根ポーラ美術館/POLA MUSEUM OF ART


ヒメシャラ林のなか、アプローチブリッジを渡ると
正面にガラス張りの美術館のエントランスホールです。
只今 「ボナールの庭、マティスの室内―日常という魅惑」展開催中!

          

le22janvier2010_POLA MUSEUM HAKONE 02                   箱根ポーラ美術館 エントランス


ここから、エスカレーターで階下へ降りるのですが
ガラス越しに自然光がたっぷりと射し込みます。

          

POLA MUSEUM of ART staircase


エスカレーターを降りると正面にはこのCAFEです。
(お客さまが大勢でしたので、この写真は閉店時です)


POLA MUSEUM of ART_CAFE TUNE 箱根ポーラ美術館 B1F カフェTUNE


美術館は林の中に埋もれているような構造ですが
採光に工夫がされているようで、光が満ち溢れています。
建物の設計は、東京工大の安田幸一氏だそうで、
POLA美術館の建築は数々の賞を受賞しています。
(安田幸一教授のProfileと受賞歴は下記) 
             


POLA MUSEUM HAKONE_CAFE 箱根ポーラ美術館 B1F カフェTUNE

         
オープンカフェのようなエアリー感ある空間です。
たとえ、世界が少しばかりヒステリックであったとしても
冬の光のなか、穏やかな音楽を奏でるかのように
ガラス越しの草木は、ゆるやかな風になびいています。
                 
カフェ・メニューはいたってシンプル、
ですが、このロケーションがなによりのごちそうですね!!
             


POLA MUSEUM HAKONE  CAFE03 カフェTUNE (B1F) 11:00~16:30


この美術館で食事をしたことはありませんが、
F1にはレストラン「アレイ」もあり、眺望もよさそうです。             
さて、こちらがCAFEに隣接する企画展示室の入り口です。

                             

箱根ポーラ美術館 ボナールの庭・マティスの室内/Garden annd Interior 箱根ポーラ美術館 B1F 企画展示室


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      ボナールの庭、マティスの室内
             日常という魅惑
          Garden and Interior
Visions of intimate world by Bonnard and Matisse
 
     2009/9/12 Sat. 〜 2010/3/7 Sun.
        POLA MUSEUM OF ART
           箱根ポーラ美術館
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企画展のアイキャッチャーは、ピエール・ボナールの作品。
冬枯れの林の中では、「ミモザ」の咲くポジなシーンに心温まり、
絵画鑑賞の前、このタイトルだけでも満たされて幸せ気分です。


箱根ポーラ美術館 ボナールの庭・マティスの室内/Garden annd Interior richesseミモザのある階段 1946年頃/ ピエール・ボナール


19世紀のパリでは、大規模な都市改造事業により
市内に造られた緑豊かな庭園が市民の憩いの場となり、
自然嗜好の気運とも相まり、その傾向は郊外にも及んだようです。

それまでの西洋絵画に於て、「庭」は宗教的要素を帯び、
現世にはない楽園として描かれてきたようですが、
印象派をはじめ、この時代に生きた画家たちは「庭」を、
市内の公園や庭園、郊外の自然のなかに見出すようになり、
絵画のテーマとして、その作品に頻繁に登場させています。

一方、「室内」はといえば、そこは日常を紡ぐ通俗的な空間であり、
19世紀後半には、その日常性はさらに色濃く表現されたようです。

ボナールは日常空間で伴侶の描写を通し、またマティスも
色彩による装飾的構成の探求により「室内」を描いています。

個人的に、マティスは特に好きな画家で心躍ります。 
その鮮やかな色調や、時として躍動感溢れるタッチが
眠っている感受性を刺激し続け、音をたて心奥に響きます。             
     
「庭」や「室内」という生活と切り離せない空間の、
絵画制作に於ける関わり方をボナールやマティスの作品を通し、 
新たな視点で問いかける企画展で、興味深く鑑賞しました。
      
            

                               
le22janvier2010_POLA MUSEUM HAKONE 01 夕暮れどきのアプローチブリッジ


企画展も魅力ですが、この美術館を本当に好きです。
訪れる者を穏やかな光のシャワーで迎えてくれ、            
自然を満喫しながら好きなアートに浸れる環境...
                                 

POLA MUSEUM HAKONE_car park


箱根の自然にくるりと包み込んでくれるようで癒されます。
この辺りは、しんと静まりかえって別世界です!



追記;POLA MUSEUM 関連過去記事です↓
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Brilliant Noel -輝きのガラス-展 @ 銀座 POLLA MUSEUM ANNEX
●箱根ポーラ美術館 ~佐伯祐三とフランス―ヴラマンク,ユトリロ,日本の野獣派~
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POLA MUSEUM OF ART (箱根ポーラ美術館)
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神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1285
TEL; 0460-84-2111
OPEN; 9:00~17:00(16:30)
無休(展示替えの臨時休館あり)・Pあり(¥500)
http://www.polamuseum.or.jp/

KOICHI YASUDA / 安田 幸一
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東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻助教授
日本建築学会・日本建築家協会所属
1958生まれ
1983 東京工業大学大学院理工学研究科建築学修士課程修了
1985 Yale UniversitySchool of ArchitectureArchitecture修士課程修了
lllllllllllPOLA美術館に関する受賞歴lllllllllll
2003 村野藤吾賞(POLA美術館)
2003 デユポン・ベネデイクタス・アワード最優秀賞(POLA美術館)
2004 日本建築学会賞(POLA美術館)
2004 建築業協会賞(BCS賞)(POLA美術館)
2004 神奈川建築コンクール最優秀賞(POLA美術館)
2004 日本免震構造協会賞(POLA美術館)
2004 日本建築学会作品選奨(POLA美術館)
Yasuda Koichi Laboratory   
URL⇒ http://www.arch.titech.ac.jp/yasuda/index.html
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Comment








素敵ですよね、ポーラ美術館。
去年行きましたけれど、joshの場合はバス利用なんで、ちょいと不便。
ま、周囲の雰囲気考えたら文句はいえませんけれど、Richesseさんは車でさっと!でしょうね。
今度、乗せてってください(笑)!
posted by josh : 2010/01/25 12:18 PM :
joshさん ようこそ!
バスでの旅も楽しそうです。
箱根ポーラは独特の空気感のなかに佇んでいますよね。
疲れていても、ここを訪ねた後は
ちゃんと心と体がニュートラルな状態で
連動するようになるので大好きな美術館です!
とばしますけれど、よろしかったらどうぞ(笑)!
posted by le Magazine ★ Richesse : 2010/01/26 8:46 AM :
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