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草生の里 大原寂光院 @ 京都


草生の里 寂光院                    草生の里  大原寂光院


前回綴った京都大原三千院から、次に向かったのは寂光院でした。
石段をのぼるとそこには、まだ新しい本堂が...
それもそのはず、
平成17年6月2日に本堂の落慶法要が営まれたばかりだそうです。



京都大原 寂光院本堂H17/6/2落慶法要                       大原寂光院 本堂


2000年5月の大火により焼損した旧本尊(重要文化財)は、
文化庁の指導のもとに修復され、境内奥の収蔵庫に安置され
本堂にあるのは模刻された本尊地蔵菩薩像だそうです。



草生の里 寂光院                        大原寂光院 本堂

庭園西側から眺めた本堂です。
言い伝えによれば、聖徳太子による開創だそうですが...
平安末期の源平戦乱の末、平清盛の娘徳子「建礼門院」が出家した後、
ここ大原草生の里に隠棲し、夫高倉天皇とわが子安徳天皇、そして
敗れた「平家一門」の菩薩を弔らう日々を過ごしたようです。




大原寂光院境内                       大原寂光院境内

本堂から望む前庭です。
どれほど創建当時の姿をとどめているのでしょうか。
こじんまりと限られた空間ですが、気品が漂います。
↑ の写真右手(西)に、さらにつづく庭園は「汀(みぎわ)の池」です。



大原寂光院 茶室「孤雲」                     大原寂光院茶室 孤雲


石段の途中にある苔むした屋根の門をくぐると、
池の向こうには、茶室「孤雲」が佇んでいました。




宝物殿(鳳智松殿)                    寂光院宝物殿(鳳智松殿)

寂光院の復興を記念して建立されたという宝物殿「鳳智松殿」です。
平家物語写本平家琵琶大原御幸絵巻等も展示されていました。


祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰のことわりをあらわす
驕れる人も久しからず ただ春の夜の夢の如し
                               平家物語より


信濃前司行長が作り、盲目の琵琶法師「生仏」に教えて語らせたという、この
因果応報という仏教史観が強烈な長編物語は、日本人なら誰もが知るもの。

寂光院に伝わるのは、鎌倉から室町時代にかけ最も流布した覚一本だそうで、
「大原御幸」の前後に建礼門院徳子の晩年の話が配されたものだそうです。

また、大原御幸絵巻には焼失前とほぼ同じ本堂が
やまと絵風に描かれていて、これも興味深いものでした。
今さらながら、不審火による焼失が惜しまれます。



大原寂光院 諸行無常の鐘楼                       諸行無常の鐘楼



寂光院

              拝観時間もそろそろお終いです。
              お世話係の方が水撒きをされています。



京都大原 寂光院




草生の里 沙羅双樹                           沙羅双樹


こちらも「平家物語」冒頭に登場する「沙羅双樹(サラソウジュ)」です。
境内にもありましたが、こちらは駐車場から寂光院に向かう途中でみたもの。
白い花をつける見頃は、今月下旬くらいでしょうか?
一日で落ちてしまうはかない命...



草生の里 沙羅双樹




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● 京都大原 関連記事 by Richesse●
  水無月の三千院 @ 京都大原 (撮影:2010/6/10 Th.) 
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京都大原
草生の里 寂光院
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京都市左京区大原草生町676
TEL: 075-744-2545
拝観時間 通年3月11月  9:00 17:00
拝観志納金 大人600円
* 上記以外の季節についてはお問い合わせください。
Official Site www.jakkoin.jp/

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