le Magazine ★ Richesse                                                      リシェスなささやき・・

2012奈良詣で 〜千古の森の春日大社〜

le23janvuer2012_奈良春日大社01 表参道二の鳥居                     春日大社  表参道・二之鳥居


奈良より、久々の更新です。
千古の森に佇む、ここは春日大社です。

「古都奈良の文化財」のひとつとして、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
時折小雨もぱらついた月曜の朝、ですが清々しい気分で鳥居をくぐりました。




2012_奈良春日大社02_南門                     春日大社 本宮(大宮)南門


この南門をくぐり、幣殿に進みます。
伊勢神宮と同様、特に拝殿はなく、なのでまずは幣殿で柏手を打ちます。
その後、奥の御本殿に向かいます。



2012_奈良春日大社03_中門・御廊                 春日大社 御本殿の中門・御廊

春日造りの御本殿(国宝)に鎮まれるのは、四柱の神さま(御祭神)です。
春日大明神として知られていますね。

第一殿 「武甕槌命/たけみかづちのみこと」
第二殿 「経津主命/ふつぬしのみこと」
第三殿 「天児屋根命/あめのこやねのみこと」
第四殿 「比売神/ひめがみ」




2012_奈良春日大社04_本社大杉                     春日大社 本社大杉

こちらは、樹齢千年とも云われるご神木の大杉です。
鎌倉時代の絵巻物にも、この杉の絵が掲載されているのだとか...
立て札によると、樹幹はなんと7.94mもあるそうです。



2012_奈良春日大社10 岩本神社                   春日大社 岩本神社/iwamoto

神杉のお膝元には、この岩本神社が...
春日大社には、ご本社の他に六十一の摂社や末社が祀られています。



2012_奈良春日大社07_風宮神社                 春日大社 風宮神社/kazenomiya


良いことを風が運んでくれ、
悪しきことは、風が吹き飛ばしてくれるそうです。
末社の風宮神社にも、きちんとお参りします。
Kazenomiya・・・という響きも好きです。



2012_奈良春日大社05_南門と南回廊                     春日大社 南回廊と南門


春日大社といえば、「朱」が鮮やかなこの回廊ですね。
朱色は、古来よりヒトが神と崇める太陽の色...
日本では縄文の頃から朱色が使われていたそうで、出土品にも残っています。



2012奈良春日大社 回廊                  春日大社 本宮(大宮)の回廊


回廊の「春日釣燈籠」に火が灯るのは、節分とお盆の3日間のみ...



2012_奈良春日大社06_東回廊                   春日大社 本宮(大宮)の東回廊


立春が間近ですが、今年も「節分万燈籠」が営まれます。
藤浪之屋では、「萬燈籠」の様子が再現されていますので、
しばし、幽玄な世界に浸ることもできますよ。


2012_奈良春日大社09_藤浪之屋の萬燈籠(特別公開)                      藤浪屋の萬燈籠(公開中)



2012_奈良春日大社08_鹿

神さまのおつかい...
鹿さんにもご挨拶です。
「今年も よろしくお願いしますね!」




春日大社 社務所
------------------------
奈良市春日野町160
www.kasugataisha.or.jp
TEL: 0742-22-7788



Temple&Shrine(神社・仏閣) : comments(0) : - : posted by le Magazine ★ Richesse
京都の秋 〜もみじの永観堂と東福寺〜

2011_京都 永観堂総門                       京都 永観堂総門


今年も、残り少なくなりました。
すっかり、ブログから遠のいてしまいましたが、師走を迎える前に、
そうだ!京都の晩秋は記しておきましょうと、ようやくの更新です。

何年か前のお茶会で、お茶仲間たちとご一緒した「永観堂」に、
今回久しぶりに立ち寄りましたら、「秋の寺宝展」を開催中でした!
-----------------------------------------------
永観堂禅林寺 秋の寺宝展  
2011年11月5日(Sun)〜12月4日(Sun)

------------------------------------------------

重文の「阿弥陀来迎図」や「融通念佛縁起絵巻」をはじめ、
ただいま、貴重な文化財の数々を拝観できます。

できれば人の写らないシーンを欲しいのですが...
もみじの永観堂は盛況で、なかなかシャッターチャンスはありません。
...が、ご本尊の「みかえり阿弥陀像」に参拝した後、
回廊を降りる途中、ふと見上げると緑の中に多宝塔がそびえていました!


総本山永観堂禅林寺

赤や黄に色付いた葉と緑のコントラストが美しい...
永観堂は、本日までライトアップされ夜間も楽しめたようでした。


京都 永観堂

ひとくちに紅葉といっても、その赤や黄には様々な色相がみられますね!
さて永観堂の門を出て、次に向かったのは傍ら(南禅寺畔)に佇む「野村美術館」...
野村徳七が収集した茶道具や能面・能装束など、約1500点を所蔵しています。

公益財団法人 野村文華財団 野村美術館                公益財団法人野村文華財団 野村美術館


只今、秋季特別展を開催中です!
--------------------------------------------
平成23年 秋季特別展
錦秋のころ −月・菊花・紅葉を愛でる−

2011.10.18(Tue) 〜 12.04(Sun)
--------------------------------------------


 野村美術館 平成23年 秋季特別展 / 錦秋のころ−月・菊花・紅葉を愛でる−                      平成23年 秋季特別展
                  錦秋のころ−月・菊花・紅葉を愛でる−

ポスターには、酒井抱一の筆による、「楓図」が...
光琳を私淑したというだけあり、光琳を彷彿させる作品です。


追記:以下、後期展示の覚え書きです(2011.12.1)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪お茶席飾り≫
 掛物   伝源家長筆 竜田切
 花入   青磁珠算玉
 香合   白呉州四方雲鶴紋
 風炉釜  芦屋宝珠
 水指   伊賀瓢形耳付
 茶入   飛鳥川手 銘:山里
 茶碗   長次郎作 黒 銘:おそらく
 茶杓   甫竹作 利休写
 蓋置   信楽輪
 建水   高取
 菓子器  祥瑞二段捻鉢
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

掛物には、この季節ならではの先述の「楓図」のほか、
同じく抱一による、「柿に鳥図」や狩野常信の「紅葉滝図」、
また、今尾景年の筆による「月散紅葉図」も掲げられていました。

能装束も前期の展示とはすっかり替わり、秋模様となっていました!

 能面   小面、孫次郎、増女
 装束   黄赤浅黄地四季草花紋縫箔
       萌黄地紅葉芙蓉紋長絹

地階には所蔵の「菓子器」が並べられ、こちらも必見です。
--------------------------------------
地階併設展(館蔵品展)
菓子器のいろいろ

2011.11.1(Tue) 〜 12.4(Sun)
--------------------------------------

南禅寺界隈の紅葉狩りの後、ここではゆるりとお抹茶もいただけます。
最終日は午後4時の閉館だそうですよ。     
そしてこちらは、今回利用したホテルの近くに佇む東福寺です。


京都 東福寺三門(国宝)                                     京都 東福寺三門(国宝)

東福寺のこの三門は、現存する禅寺の三門としては日本最古のものだそうです。


東福寺 方丈の南庭と唐門                     東福寺 方丈の南庭と唐門

重森三玲氏のお庭が好きで、京都駅近くのホテルを利用する際は足を延ばします。


東福寺 方丈「八相の庭」南庭                     東福寺 方丈「八相の庭」南庭


東福寺の方丈庭園で、一番好きなスポットは石と苔の市松模様の北庭エリア。
さつきが刈り込まれた西庭も楽しいですが、ウマスギゴケと敷石のコントラストがモダン...
今回もまた、撮ることを忘れるほどぼんやり過ごし、写真はありません...

実は、紅葉の季節は初めての東福寺...
通天橋のあまりの混雑ぶりには、少々戸惑いました!


東福寺 渓谷(洗玉澗)の紅葉             東福寺 通天橋より望む「洗玉澗」の紅葉


仏殿からは渓谷の紅葉を眺めながら、橋廊「通天橋」を進み、
常楽庵に至るのですが、通天橋は大勢の人、ひと、ヒト!!



東福寺 通天橋の人混み&紅葉                       東福寺 通天橋





聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺
---------------------------------
永観堂
京都市左京区永観堂町48
TEL:075-761-0007


公益財団法人
野村文華財団  野村美術館
------------------------------------
京都市左京区南禅寺下河原町61
TEL:075-751-0374


臨済宗大本山東福寺
----------------------------
京都市東山区本町15丁目
TEL:075-561-0087


追記:
*  本日東福寺方丈の八相の庭「南庭」の画像と、
  野村美術館の展示物の覚え書きを挿し込みました。
                       2011.12.1(Thu)


Temple&Shrine(神社・仏閣) : comments(2) : - : posted by le Magazine ★ Richesse
2011 如月のお伊勢参り 〜伊勢皇大神宮〜

le12fevrier2011_isejingu_naiku                   伊勢 皇大神宮(内宮) 宇治橋鳥居 


一昨日の土曜日、ようやく今年もお伊勢参りへ...
伊勢市を流れる五十鈴川の、川上に鎮座するのは「皇大神宮(内宮)」です。
写真はその表玄関、宇治橋の大鳥居前です。

お伊勢参りと云っても仕事がひと段落ついた後、夕刻の参拝で
神さまには申し訳なかったですが、内宮のみの「駈け足詣で」となりました。

※伊勢(神宮)詣は、外宮⇒内宮へと参るのがならわしだそうです。
 実際、主だった祭事は外宮が先、内宮が後に執り行われています。

お時間のある方、よろしければご一緒に...



伊勢内宮_宇治橋                      伊勢神宮 宇治橋


五十鈴川に架かるのは、一昨年架け替えられた白木(檜)造りの宇治橋です。
鳥居の前で一礼して、この橋を渡ります。



五十鈴川                    宇治橋より望む五十鈴川


橋の向こうの内鳥居を潜って、玉砂利を踏むとそこは厳かな「神苑」です。
さらに小さな火除け橋を渡ると、まもなく「手水舎」が...



伊勢_皇大神宮(内宮)手水舎                    皇大神宮(内宮) 手水舎



手水舎(てみずや)          


          手水で清めましたら、広い参道を一の鳥居へ...



伊勢神宮_内宮第一鳥居                   皇大神宮(内宮) 第一鳥居


伊勢神宮に魅かれる訳は、その広大さにもあります。
宇治橋を渡ってから、御正殿までとても遠いです。
樹齢数百年とされる鉾杉の森、玉砂利が敷き詰められた参道...

例え慌ただしいお参りではあっても、この長い長い参道のお蔭で、
玉砂利を一歩一歩踏みしめる間、じっくり自分と向き合うことができます。
伊勢神宮はスケールが違うのですね!
最も、何よりも魅了されるのは、「簡素な佇まい」にですが...




伊勢_皇大神宮(内宮)五十鈴川御手洗場(みたらし)                    五十鈴川御手洗場(みたらし)


参道から、石畳を降りると五十鈴川の川岸へ...
昔の人たちは、この川に入って禊(みそぎ)をし、心身を清めて参拝したのでしょうか。
この清流に佇むと、迷いとかのネガな思いはすべて洗い流されるような気がします。



伊勢_皇大神宮(内宮)__内宮第二鳥居                  皇大神宮(内宮) 第二鳥居


二の鳥居をくぐりますと、向こうには「御神札授与所」の灯りがみえます。
この辺りから鬱然さが増し、神宮の神秘性が際立つようです。

     

伊勢_皇大神宮(内宮)神楽殿                                        内宮神楽殿


                      お守りを受ける「神楽殿」です。
                      この御殿で御祈祷のお神楽が行われます。
                      前々日の雪が屋根に残っていました。



伊勢_皇大神宮(内宮)_参道


           長い参道を歩いて、体もポカポカする頃に
           ようやく御正宮の石段に辿り着きます。



伊勢_皇大神宮(内宮)_御正宮の石段                                         皇大神宮(内宮) 正宮


そういえば、「大地の神」を祀る外宮の御正宮は平地にありましたが、
ここ内宮の御正宮には、「天の神」が鎮座されるので高い処にあるのですね。

石段の上の五重の垣根に囲まれた御正殿...
それは決して触れることの、いえ目にすることさえ叶わぬ「天」です。
(むろんカメラもここまで、この先は撮影できません。)

大樹の中に隠れるように佇む神殿は、全景を現すことはありませんが
この国では最も古い建築様式で、高床式の米倉が原型だそうです。
それは他の神社とは異なる、「唯一神明造」と呼ばれるものだそうです。

ここには、ありとあらゆる生命を育む太陽神「天照坐皇大御神」が祀られています。
「天照大御神」と云えば、いうまでもなく日本の神さまの最高位...
伊勢神宮の揺るぎない地位は、高天原を治める、この太陽の女神にあるようです。


さて、御正殿から参道を、先述の「神楽殿」まで戻ります。
「御神札授与所」の向い側、別宮の神さまへも参るためです。
(昨年は暗くなりすぎて、こちらが撮れませんでした)


風日祈宮橋(五十鈴川橋)鳥居                    風日祈宮橋(五十鈴川橋)の鳥居


別宮へはこの鳥居をくぐり、小さな「風日祈宮橋」を渡ります。
宇治橋によく似たこの橋、またの名を「五十鈴川橋」とも呼ぶそうです。



皇大神宮別宮_風日祈宮橋(五十鈴川橋)                     風日祈宮橋(五十鈴橋)


なんとも神秘的で、実は内宮境内では最も好きなエリアです。
鬱蒼とした森のなかにひっそりと、別宮の「風日祈宮」が鎮座しています。



伊勢_皇大神宮別宮_風日祈宮(かざひのみのみや)               皇大神宮別宮 「風日祈宮(かざひのみのみや)


なんと慎ましやかな佇まいでしょう...
よくある煌びやかな神殿には、戸惑いを覚えることもありますが、
神宮のこの簡素で美しい社殿には、心が洗われるのですね。

この「風日祈宮」のご祭神は、風の神さまということで、 
「級長津彦命(しなつひこのみこと)」と、
「級長戸辺命(しなとべのみこと)」と呼ぶのだそうです。

難しいことは解りかねますが、外宮の「風宮」と同じ御祭神なのですね。
どうやら雨風をコントロールして、五穀豊穣を助けてくれる神さまのようです。

ここには御正宮のような賑わいはなく、静寂の中で祈りを捧げられます。
ふと思い出すのは子供の頃、食事のときの祖母の言葉です。
「お米は粒々辛苦なものだから、感謝して一粒も残してはいけませんよ」

五穀豊穣の祈りというよりは、まずは感謝ですね。
「いつも美味しいお米をいただくことができて、ありがとうございます」
そして、「どうぞ嵐のない凪の一年でありますように」とも...

境内には他に天照坐皇大御神の荒御魂(あらみだま)をお祀りする神殿も...
そちらは内宮第一の別宮「荒祭宮」で、外宮の「多賀宮」と同じ御祭神です。

別宮は、内宮や外宮の境内にとどまらず、境外も合わせると14にも上ります。
「伊勢神宮」というのは、内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)というふたつの正宮に、
これら14の別宮や、さらに109もの摂社・末社を加えた総称をいうのだそうです。



五十鈴川                        五十鈴川


           祈りを捧げた後は、夕闇迫る宇治橋へ再び...
           神路山、島路山を源とする川です。



月                         神宮の空


如月のお伊勢参り...
立春はとうに過ぎ、ですが余寒なお去りがたき神宮でした。
見上げると、いつのまにやらお月さまが...
上弦から僅かに膨らんでいました。





----------------------------------------------------------------------------
● 昨年の初詣はこちらです↓ いつも変わり映えのないスナップですが...
2010 お陰さまの初詣 @ 伊勢・皇大神宮      by Richesse  2010/1/16
----------------------------------------------------------------------------
● こちらは、平成25(2013)年の式年遷宮に向けて出版された本です。

BOOK_伊勢神宮のこころ、式年遷宮の意味/小堀邦夫著.淡交社刊  

 「伊勢神宮のこころ、式年遷宮の意味
  小堀邦夫著 / 淡交社
  ISBN-10: 4473036952
  ISBN-13: 978-4473036957

 第62回式年遷宮の準備は平成17年より始まりました。
 20年に一度の神宮の大行事で、伊勢神宮の正宮と
 14の別宮の神さまに新居に遷っていただくようです。
-----------------------------------------------------------------------------



神宮(伊勢神宮)
-------------------------------------------------------------------------------
* 伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、日本神社界の中心と云われます。
  (伊勢)神宮には、最も大きな内宮と外宮の他に125の神社があり、
  その大半をお参りすることができます。
  まず、外宮にお参りしてから内宮に参拝するのがならわしです。

豊受大神宮(外宮):ご祭神 豊受大御神(とようけのおおみかみ)
皇大神宮(内宮)  :ご祭神 天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
--------------------------------------------------------------------------------
三重県伊勢市宇治館町
Official Site: http://www.isejingu.or.jp/


伊勢神宮(内宮)前 おかげ横丁
===============================
おみやげやお問い合わせTEL; 0596-23-8838
OPEN;9:30〜18:00(7.8.9月)
     9:30〜17:30(3〜6月・10月)
          9:30〜17:00(11〜2月)
http://okageyokocho.co.jp
http://okage.mobl (携帯HP



Temple&Shrine(神社・仏閣) : comments(2) : - : posted by le Magazine ★ Richesse
<< : 2/10 : >>